8月8日(金)
日系三世の木下節夫さん(三五)が率いる和太鼓グループ「生」の十都市十三回公演の日程が決まった。「生」は木下さんのほか三人の日本人で構成され今ツアーからプロとして始動。アチバイア市で特訓中というメンバーが四日来社、公演への意気込みを語った。
伝統的な和太鼓の演奏をみせるだけでなく、現代風の演出も取り入れた表現にもこだわる。「時の流れ」を舞台テーマに据えた。
和太鼓でサンバのリズムに挑戦する「サンバ太鼓」などブラジルらしい演目もある。「サッカーの動きを参考にしたパフォーマンスもあります」と木下さん。世界各国で公演歴をもつ奈良県の和太鼓グループ「倭」で活躍したバチさばきが見物だ。
ほかに、愛媛県「神代太鼓」の佐々木遂一さん(三八)、奈良県「大和獅子太鼓」の寺口久美子(二四)、木下さんと二人三脚で活動する岩本光恵さん(三三)が共演。「人数は四人と少ないが多彩なステージを見せたい」と一同張り切る。
九日午後六時から文協で開催される第二回伯響祭にも参加する。以後の公演日程は次の通り。
▼十三日午後八時マリリア市立劇場▼十四日マリンガ市ACEMA(時間未定)▼十五日午後八時半ロンドリーナ市シネ・テアトロ・オウロ・ベルデ▼十七日午後九時クリチーバ市テアトロ・ダ・レイトリア▼十九日午後八時半SESCサントス▼二十一日午後八時半ベロオリゾンテ市SESI▼二十二日午後八時半イパチンガ市テアトロ・ド・セントロ・クルトゥラル・ウジミナス▼二十六日午後八時リオデジャネイロ市SESI▼二十七日午後八時半サン・カルロス市立劇場▼九月二日午後九時サンパウロ市SESCポンペイア(クレリア街九三)▼九月三日午後九時サンパウロ市テアトロ・プロコピオ・フェレイラ(アウグスタ街二八二三)