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冬に太るブラジル人=外来の習慣があだに

8月12日(火)

 【レヴィスタ・ダ・フォーリャ誌】フォンデュ、ホットチョコレート、湯気の立つスープ、パスタ、チーズ、ワイン…冬の誘惑はスーパー、レストラン、カフェ、テレビのコマーシャルに散りばめられ、私たちをそそる。そして冬の終わりに体重計に載った時、体重が数キロ増えた結末となる。
 おまけに暖かい家から体を鍛えに外に出て行くのは難しい。スポーツクラブや温泉に通う率は冬に五〇%から三〇%に下がる。ブラジル内分泌学・新陳代謝協会(SBEM)の試算によると、冬の間に体重は約五%増加するという。
 「それは文化遺産。冬期に高カロリー食品を摂取するという外来の習慣がある。しかし、私たちは熱帯の国で生活しており、ブラジルの冬はヨーロッパほど厳しくない。冬に着る服はゆったりとしているので、人々は太っているという意識を失いがちだ」とカンピーナス総合大学勤務、内分泌学専門の教授は話す。多くの人は冬に体がさらにエネルギーを必要とするから、もっと食べてよいと考えるが、それはまちがい。運動しなければ、冬も夏も消費カロリーは同じだという。
 肥満の悪玉はパスタ、ソース、スープ。ジャガイモや玉ねぎはカロリーが高く、ライト・スープにはブロッコリー、レタス、キャベツが使われるべきだという。
 しかし、体重を維持するために冬の味覚を遠ざける必要はない。カロリーが高いものを食べたら、しばらくはそれを控えること。冬だから運動しないというのはよくない。一年を通じて体を動かす習慣を持つことが大切とスポーツ医学専門家は注意を促している。