8月12日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】ネグロ川上流域に住む二万人のインジオが、連邦政府の予算遅配で診療を受けられずにいる。インジオの診察を請け負っているNGO団体、Foirnは資金不足で活動を中断した。
国立保健財団(Funasa)によると、資金の遅配は「官僚主義的手続き」のせいで、二〇〇〇年以降頻繁に発生していた。Foirnのピーレス代表は、同団体と他の三団体に対して、八千二百万レアルの四回分割払いを政府は約束していたと述べた。〇一年八月に同流域のインジオたちは救急診療を求め、国境を越えてコロンビアまで行かなければならなかった。
診療だけでなく、基本的衛生対策も不足している。消化器官の寄生虫による発病が多く、〇二年だけで九五人が死亡している。にもかかわらず、汚染された水を飲むインジオたちには自噴井戸がたった一つしか与えられていない。
「状況は限界に近づいている」と同代表は述べた。「資金がないと死亡者数はさらに膨れ上がるだろう」。