ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
デモ行進に中止命令=MSTと地主の衝突回避へ
8月13日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十二日】連邦裁判所サンタ・マリア支所のロラシ・F・シウヴァ裁判長は十一日、農地占拠運動(MST)のメンバー八百人と地主連合が南大河州サンガブリエル市へ向けて行っているデモ行進を中止する判決を下した。
行進の中止要請は、同市のゴンサウヴェス市長から出されたもの。裁判所は市民の行動の自由を妨げないが両者が衝突した場合、不穏な空気がかもし出される懸念があり現地には十分な警備体制もないし、被害を避けるための交通整理もできないとしている。
サンガブリエル市を挟んで、国道二九〇号線三百九十キロ地点にMSTが到着。地主連合は四百九キロ地点を進行中。両者の間隔は、十九キロメートルとなっている。裁判所判決は十一日、両者にまだ通告されていなかった。
裁判所は、平穏なデモや集会なら禁じる理由はないとした。同州の幹線道路で両者が出会い前以て衝突が予測され、まして交通整理の軍警が介在しているので、この種のデモ行進は許可できないと判断した。官憲は強制的に行進を規制できないので、両者に行進方向を変更するよう要請した。
MSTは、最高裁の審理にかかっている一万三千ヘクタールの農地即時解放を訴えるデモだと述べた。サンガブリエル市近くのマルガリーダ・ド・スルに地主連合が待機し、MSTの本当の狙いを監視しているようだ。地主らは強いて同国道を行進する理由はないという。裁判所判決は、MSTに対して通告されたものだとしている。