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よく売れる聖書外典=隠された真実、克明に記述

8月14日(木)

 【エポカ誌】古今東西のベストセラーとされる聖書の外典だが、ブラジルの書店で猛烈な勢いで売れている。外典の出現で実業家が経営の指針とする宇宙観が見直されているようだ。イエス・キリストの生誕を訪ねた東方の博士三人の詳細な記述、聖書から抹消された幼少時代から三十歳までの青少年時代などが克明に記録されている。
 聖書は紀元前千年から西暦三百年の間にあった古文書の中からヘブル語のものを旧約聖書に、ギリシャ語の記録から一部を新約聖書に収録したとされる。原稿には、アラミ語やコルプト語もあった。初代教会では伝道された地方や習慣によって、異なった教理が説かれていたようだ。
 エジプトのアレキサンドリアでは、トマスの福音書を中心に伝道が行われた。カトリック教会は内容難解として、トマスの福音書を棄却した。アレキサンドリアは当時、インドと学術姉妹協定があり、弘法大師の真言密教にも影響を及ぼしたとされている。
 またダマスコからネストリウスを通して東洋へ伝わった景(光明)教、ヨハネを通してロシアへ伝わった正教、そしてパウロを通してローマへ伝わったカトリック教とあり、ユダヤ人自身も、異なる神観にどれが本物か戸惑ったようだ。
 死海写本の発見により、新事実が次々公表されている。まずイエス・キリストの出現にかかわったエッセネ派の存在が、全く削除されたこと。イスカリオテのユダによる裏切り説やマグダラのマリア売春婦説は後日の創作という見方が有力となっている。
 今日のキリスト教はローマへ伝わった流れをくむもの。その後ローマの国教と認められたことで、疑問を抱く人も少なくない。天の庇護(ひご)を受けるべき宗教が、国家権力の庇護を受けたことがキリストの教えと矛盾するからだ。
 教理の矛盾を指摘して、火刑にされた殉教者は多い。本物を求める人は、ブラジルの書店で各種外典が容易に入手できる。

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