8月16日(土)
サンパウロ市警麻薬捜査課は十三日夜、サンパウロ市東部地区サポペンバで四トンの大麻を押収し、四人を逮捕した。サンパウロ州で一度に押収された大麻の量としては過去最高で、推定価格は約四十万レアル。大麻は東部地区や大サンパウロ市圏ABC地区で販売されるために、六十から百キロの袋に小分けされていた。
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サンパウロ州のサンカルロス連邦大学(UFSCar)の職員が十四日朝、大学構内の池に化学工学専攻の大学生(二三)が浮かんでいるのを発見した。遺体には何一つ損傷がなかった。同学生は先週日曜日、家の近所に軽食を買いに外出したまま行方不明となっていた。大学によると、同学生は酒もタバコも麻薬もやらなかったという。
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十四日、サンパウロ市南部イタペセリッカ街道で六歳のルーカスちゃんの遺体が見つかった。ルーカスちゃんは母エルマさんと共に十三日午後九時ごろ自宅で誘拐され、四時間後に母だけ解放された。それからしばらくして遺体が発見された。遺体の首に三カ所刺し傷があり、頭は棒で打った跡があった。父母は離婚している。血で汚れたシャツを着た母の弟が警察で調べられ、弟はオートバイ修理でけがをしたと説明している。
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火星が地球に近づいてきている。最も接近するのは二十七日。距離は五千五百七十万キロで、六万年の歴史の中で最短となる。より赤く、より強く輝く火星を観測したい人は、東の空から上るところを見るとよい。