8月19日(火)
ミナス州水銀汚染事故で、汚染地域の住民たちは、デスコベルト市の命令を守らず、銀色のボール状の水銀をいじって遊んでいたという。発見者のクリスチーナ・H・R・シウヴァさん(三二)は、八歳と十四歳の娘と一緒に、水銀を拾おうとした。「きれいだったから、つい。水銀にさわると体中がかゆくなり、さわるのを止めるとかゆみが取れた。水銀が危険なものだと知らなかった」と話している。
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サンパウロ州ラポーゾ・タヴァーレス街道28キロ地点で十五日、コチーア市方面へ向かっていたマイクロバスが陸橋に衝突し、橋を支えていたコンクリートの一部が崩れて車内にいた車掌と乗客二人が死亡した。生存者によると、マイクロバスを無理やり追い抜こうとした白いパラチ車がバスの側面にぶつかり、バスはそのまま陸橋に突っ込んだという。パラチ車の運転者は逃走。警察は、同車が盗難車だとみている。
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軍警伍長(四一)が十六日正午、サンパウロ市南部地区カンポ・ベーロの公園で妻(四二)を射殺し、妻の愛人(二八)と友人二人を負傷させた後、頭を二発撃って自殺した。愛人は腹部を撃たれて重体、友人二人は軽傷を負った。同伍長は妻が自分を裏切っていると疑い、車に盗聴器を仕掛けて妻と愛人の会話を録音していた。
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ビル管理費(コンドミーニオ)の滞納者が三三・一三%増加した。ブラジル不動産業者組合(Aabic)のクラウジオ理事長は、三十年の不動産会社経営の経験の中で初めてのことと驚いている。理由は、滞納の罰金が最高二〇%から二%に下がったためとみられる。罰金を一日〇・三三%かけるべきだと提案する議員もいる。