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久保さん47歳優勝=日本民謡ブラジル大会

8月20日(水)

 (財)日本民謡協会ブラジル支部(石川諭支部長)は、さる七月二十七日に静岡県人会館で「第三十六回日本民謡ブラジル大会」を催した。マリンガ、プルデンテ、ロンドリーナ、クリチーバ、グァタパラなど遠方からの参加もあり、二百人の参加者が自慢ののどを披露した。上原幸啓文協会長を始めとして、羽藤ジョージ市議や下本八郎元州議らが出席。
 審査の結果、久保時雄さん(二世、四七)が支部代表決定戦で優勝した。十月に行われる東京の両国国技館での秋季民謡民舞全国大会の内閣総理大臣争奪戦に、ブラジル代表として出場する。
 午前八時から始まった開会式で石川支部長は「民謡は心のふるさと。民謡を通じて日本の心をつたえること、人と人の交流が深まることを期待したい」とあいさつ。六歳から九十歳までの参加者は年齢別に分かれて、歌声を競った。
 各部の優勝者は以下の通り。子どもAの部、赤堀はるみ(道南口説節)。子どもBの部、久保さゆり(俵積み唄)。青年の部、山崎也寸志(舟漕ぎ流し唄)。青壮年の部、川岸喜美子(シャンシャン馬道中唄)。中年の部、大川玲子(江差馬子唄)。高年の部A、中川芳則(小諸馬子唄)。高年の部B、高木元二(音戸の舟唄)。寿年の部、片平南無子(秋田舟方唄)。優勝者Aの部、井上八郎(秋田酒屋仕込み唄)。優勝者Bの部、玉原芳香。(安来節)。再優勝者の部、小泉政雄(足尾石切節)。(敬称略)