8月21日(木)
イラク国連本部爆破テロで死亡したブラジル人のメーロ特別代表はここ数週間、フセインを支持する武装団のテロ攻撃を懸念していた。「二十四時間、気が抜けない。バグダッドに遊びに来たのではないからね。でも『神様はブラジル人』とよく言うから、守ってもらえると思う」と話していた。爆発後、がれきの下敷きになった同氏の死に際の言葉は「水、水・・・」だったと、現地の警備員は伝えている。
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サンパウロ州内の公立校内で二十二時間の間に、生徒三人と車見張り番一人の計四人が銃撃され、うち二人が死亡した。サンパウロ市東部で十八日午後一時、六年生男子(一三)が通りすがりの男に頭を撃たれて死亡。同午後七時、サンパウロ市南部で、妊娠三カ月の生徒(二〇)が覆面男に三発撃たれて死亡。同午後九時、サンパウロ州ジャルジノポリス市で、六年生男子(一六)が覆面男二人に襲われ、数発被弾。手術を受け、命に別状はない。翌十九日午前十一時三十五分、サンパウロ市南部で、校内駐車場で働く車見張り番の男性(二七)が、門を破って侵入した二人組に撃たれた。首筋を被弾し重体。
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サンパウロ州内の乳児の一四%しか、母乳を飲んでいないことが分かった。サンパウロ大学が、同州百十一の都市で三万四千四百三十五人の生後六カ月までの乳児を対象に調査した。国連の世界保険機関は、母乳は乳児の死亡率を下げ、病気に対する抵抗力をつけるとキャンペーンを張っている。特に下痢、呼吸器系の伝染病に対する免疫力がある。
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ある農業従事者(三九)が十四日、耳の検査をしにミナス州モンテス・カルロス市の病院に行ったが、去勢手術をされて家に戻った。手術予定だった別の男性(二九)と入れ替わってしまったのが原因。妻が既に不妊手術を受けていたため、再手術を拒否した同男性は次の日に耳の検査を予約し直した。