ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
キューバ人を逮捕=偽造薬マフィアを組織
8月21日(木)
【エポカ誌】キューバ人のジョゼ・A・ベニテース容疑者(四五)は、ブラジル国内に偽造薬マフィアを組織して、サンパウロ市モルンビー区の豪華なアパートで優雅な生活を営んでいた。
同容疑者がエル・ゴールドの別名でFBIから指名手配されていたとは、連邦警察も気づかなかった。米国では余命いくばくもない重病患者に、炭酸ソーダの粉末とモルヒネ微量を混合してカプセルに包み特効薬として高価な価格で販売していた。昨年だけで一億ドルを、だまし取った。
ブラジル人女性と結婚し一子をもうけ先月、永住権を取得した。着伯して一年余りだが、輸入車数台やヘリ二機、海浜に別荘を持ち、ブラジルの政治家や有力者と交友があった。連邦警察が資金洗浄を捜査をしていたところ偶然、ファイブスター・ホテルで愛人と同きん中、麻薬不法所持で逮捕した。
所持品を調べたら米国とキューバの旅券二通を発見、もう一つの顔が露見した。同容疑者はサンパウロ市内に、製薬ラボと貿易商社二社を購入していた。ブラジルでの偽造薬マフィアの組織犯罪を構築していたようだ。