カラオケ大会の開催に当たっては、四千五百レアルを集めれば、黒字を維持出来ると言われる。出演料は一人十五レアルが相場だから、三百人分の計算だ。
経費は会場の確保、審査員への謝礼、賞品の購入などに使われる。それぞれの額は小さくても、カラオケ大会が各地で頻繁に行われれば、結構な金額が動いていることになりそう。
出演者はカセットテープに歌を吹き込んで練習するのが普通だ。最新曲や戦前の歌などは中々、手に入らない。
それに目を付け、客の必要な曲をカセットに録音、販売する人もいる。著作権などの問題があり、闇取引になる。これだけで、十分に生計が立てられるほど繁盛しているようだ。 (古)
03/08/21