8月22日(金)
【アゴーラ紙二十一日】大サンパウロ市圏マイリポラン市のフェルノン・ジーアス自動車道63キロ地点で十九日午後九時、道路沿いに生えていたユーカリの大木が倒れ、走行中のプジョー車を直撃、運転していた技師のヴァウドミーロ・A・ゼルリンさん(四二)が即死した。この直後に、車両十八台を巻き込む玉突き事故も発生している。
道路警察によると、ゼルリンさんは同日、勤務先のサンベルナルド・ド・カンポ市の工場を出た後、二十日が同市の市制記念日で休日のため、自宅のあるパウリーニア市(サンパウロ市から北西126キロ)へ向かっていた。道路を走行している時に突然、高さ六十メートル、直径二メートルのユーカリの木に押しつぶされた。
大木は自動車道の両車線を塞ぎ、猛スピードで走っていたトラックがブレーキをかけられずに突っ込み、十八台を巻き込む玉突き事故が発生した。負傷者は出ていない。
警察によると、現場付近ではタバコの吸殻のポイ捨てによる火災が頻繁に起きており、この木も恐らく火災で根元が弱っていたとみられている。