8月22日(金)
救済会(左近寿一会長)はグアルーリョス市の憩の園に屋外講堂を建設する方向で検討を進めている。地域福祉活動に利用するのが目的で各種の講演会、講習会などを実施する予定だ。模型がこのほど、完成、今月十七日に行った慈善バザーで披露した。
屋外講堂の敷地面積は千平方メートルで四百人収容可能。舞台や調理室を備える。これまで一般を対象にした講習会は入居棟のサロンを会場にしていた。手狭な上、入所者が講習中に利用出来ず、不便だった。 「講堂が完成すれば、毎日、何かの事業に使える」と救済会は稼働率の上昇を期待する。
建設予定地は運動場で迂回しないで済むよう、入り口からの道路を整備する。一般客が直接、講堂に向かえば、入所者のプライベートを確保出来るとの配慮も。予算は三十万レアルで、今後、内外に広く協力を求めていく考えだ。
講堂の竣工後、隣接地に地域福祉センターも建てる。施設内には作業室やサロンなどを設置。一般向けに介護の相談に当たるほか、介護に関する刊行物やビデオを公開する。さらに、ミニ・レストランも開き、入所者の家族が食事の心配なく来園出来るよう利便性を図る。
左近会長は「憩の園を外に開かれた老人ホームにしていきたい」と地域福祉向上への貢献を誓った。