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マリンガ日本週間高い人気人出8万=展示、食べもの、ショー=ボランティア1600余

8月23日(土)

 北パラナのマリンガ市で九日から十七日までの九日間、マリンガ日伯文化体育協会(ACEMA・矢野清会長)で開かれていた「第十四回日本週間」が、約八万人の来場者を迎え、無事閉幕した。会館では、盆栽や生け花、習字、将棋コーナーなど、日本文化を紹介する展示が行われ、寿司やさしみ、鉄板焼きなどが好評だったレストランは、長蛇に列ができるほどの人気を見せた。矢野会長は「今年もたくさんの人に来てもらって大成功を収めた。来年もお待ちしています」と笑顔で話した。
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 「第十四回日本週間」の会場はACEMAの六アルケールある敷地で開催された。すでにマリンガ市では恒例の大イベントとなっており、三十万人の同市(日系人口一万五千人)で、来場者八万人という数字を見ても明らかだ。 
 収容能力千五百台を持つ駐車場を通って会場へ向かうと、日系企業を含む七十近い業者の店舗が目に入る。ACEMAの佐藤孝男イベント部長によれば、この数は年々増えているという。 
 会館内には日本文化を紹介するコーナーとして、日本語学校の生徒による書道の作品や生け花の展示に来場者は見入っていた。日系芸術家のスペースには間部ユーゴ、半田知雄などの絵画も。 
 西本願寺、生長の家、和順会など五つの団体によるレストランコーナーのサシミやヤキソバ、鉄板焼きなどの匂いに誘われ、来場者は列を作っていた。これらのレストランには、約千六百人を越えるボランティアが参加しているという。
 会場を訪れた西森ルイス・パラナ州議員は「(日本週間は)ひとつのインテグラソンの形で、これからのブラジルにおける日系の歩みとなるだろう」と来場者の人波に押されながら、笑顔を見せた。
 実質的に最終日となる十六日の夜には、二世だけで構成されるバンド「オス・ニセイズ」の演奏や福引も行われた。フィナーレを飾ったジョー平田によるショーは、夜半過ぎまで行われ、人々の盛り上がりは最高潮に達した。