8月26日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】就任から六カ月間、八〇%以上の支持率を保持してきたルーラ政権は八月になって支持率を落とし始めた。
ブラスマーケットとエスタード紙は八月八日から十六日の間、二十七州都と四百以上の市に住む一万二百五十六人を対象に、現政権のイメージ、大統領と側近の能力、年金改革、農地問題をテーマについて聞き取り調査を行った。
調査の結果、ルーラ政権の評価については(カッコ内は六月の結果)、「完全に支持する・良い」が二九・六%(二〇・四%)、「完全には支持しない・でも信頼できる」が二九・三%(六三・九%)、「不満・良いかどうか疑わしい」が二〇・二%(七・二%)、「失策が多い・悪い」が七・六%(三・一%)、「失策が多すぎる・最悪」が五・六%(四・三%)、無回答が七・六%(一・一%)。「良い」は九・二ポイント増加したものの、「信頼できる」を合わせると、ルーラ政権への支持は八四・三%から五八・九%に低下した。「不満」が約三倍に増加し、「悪い」「最悪」もそれぞれ増加した。
年金改革については、「絶対賛成」が三七・一%、「一部賛成」が三五・三%、「絶対反対」が一六・六%で、土地占拠運動(MST)に対する政府の対応については、「厳しすぎる」が一〇・八%、「ちょうどよい」が二六・三%、「甘すぎる」が二八・八%、「怠慢で、MSTをあおってさえいる」が二一・三%。「わからない」が一二・九%だった。