8月28日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】リッタ・C・バリオンさんの養蜂(ようほう)場アニェンビーは年間十トンのはちみつを生産して、一〇〇%欧米へ輸出している。
産業開発省の統計によれば、今年七月までのはちみつ輸出は二千五百三十万ドル。昨年の輸出は一年間で、二千三百十万ドルであった。一昨年は二・五トンで金額にして二百八十万ドルであったが最近、生産が激増している。世界では、十六位から三位へ急浮上した。
はちみつ輸出の急増は、これまで年間二十万トンを輸出していた中国産が抗生物質の汚染で差し止められたのが原因となっている。価格も急騰した。二〇〇〇年のキロ当たり二レアルから、現在十一レアルだ。
はちみつは、大豆に並ぶブラジルの輸出商品となっている。かつて養蜂業者は生産物を在庫して市場価格を保ったが、今は業者が契約して常時出荷している。主な輸出先は、ドイツと米国だ。