8月29日(金)
日本語普及センター(谷広海理事長)は十月五日午前九時三十分から午後五時まで、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区マヌエル・ダ・パイヴァ通り四五番の同センターで「日本語祭り」を開く。生徒の学習意欲を高めようと初めての試み。三部構成で幼少年作品コンクールの入賞者受賞式や日本語スピーチコンテストが計画されている。
作品コンクールには絵画、作文、書道、硬筆の四分野がある。普及センターはこれまで、授賞式を行わず、入賞者の所属する学校に賞状やメダルを郵送するだけだった。
入賞者、父兄、担当教師に交流の場を持たせるのが大きな狙い。谷理事長は「多くの人が作品コンクールに参加していることが分かれば、学習者の励みになる」と話す。「宇宙船の歌」、「大きな古時計」を歌って会場を盛り上げる。
スピーチコンテストには、十数人が出場している。国内一の日系人口を誇るサンパウロ州としては寂しい数字。授賞式への出席者にスピーチを聞いてもらうことでPRする。アトラクションで、YOSAKOIソーラン、ヨーヨーが会場を沸かす。
昼食時間は「おたのしみコーナー」。カレーライス、タコ焼きが料理されるほか、生け花、煎茶のデモンストレーション、古本市も企画されている。