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〃闘魂〃で森林保護=猪木がマナウスで特別試合

8月29日(金)

 格闘大会開いて、森林保護を――。元ブラジル移民で元プロレスラー、参議院議員も経験したアントニオ猪木さんが、アマゾンを舞台にした格闘大会「ジャングルファイト」を企画。九月十四日にマナウスのホテル「アリアウ・ジャングルタワー」に設けた特別リングで日本や米国、ブラジルからの出場選手が対戦する。
 定員はわずか二百人限定。入場料の代わりに熱帯アマゾン保護のための協賛金の提供が義務づけられる。個人が百万円、法人が二百万円と異例の高額で、かつて猪木さんがボクシングのモハメッド・アリと行った異種格闘技戦での三十万円を上回る。
 今大会は、アマゾンの原生林保護につなげるのが目的で、アマゾナス州の全面的な協力を得て行われる。収益金は植林などに用いられるほか、協賛者として観戦する人も現地で植林する予定だという。
 現役引退後、数々の格闘大会を企画し、若者らの「教祖」と化した猪木さん。各大会では、自らマイクを握り「元気ですかーっ」と叫ぶ闘魂パフォーマンスが大好評だ。今大会はグローボ局が中継を予定するほか、日本テレビもスタッフを派遣する。
 アマゾン発の「元気ですかーっ」が日本での森林保護の機運を高めるか。