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シュラスコ RS州で誕生=焚き火で一日、肉塊焼く

8月30日(土)

 大昔の人々は動物を狩り、肉を焚き火であぶって長持ちさせたというが、ブラジルのシュラスコ料理はリオ・グランデ・ド・スル州(RS)地方で始まったという説が最も受け入れられている。
 同州には十七世紀、多数の牛が生息していた。と畜した後、肉を切断し、大きな塊を焚き火で丸一日焼いた。こうして有名なシュラスコ・ガウッショ(「RSの」「RS人」という意味)が生まれた。
 後、イタリアとドイツの移民たちが、肉を小さめに切り、串刺しにして焼くようになった。
 パラナ州に伝わった串刺しシュラスコは、シュラスコ・コリード(急ぎシュラスコ)としてテーブルからテーブルへ回されるようになった。これが、現在のロジージオ式シュラスコの原型になったという。(ジアーリオ・デ・サンパウロ紙系ジャー誌)