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イタクア市=日系市議補欠を殺害=強盗に抵抗し切られる

9月2日(火)

 イタクアケセトゥーバ市で先月二十六日夜、同市議補欠のサンチーノ・ハヤシ・アマノさん(五一)が刃物で切られ、殺害された。強盗殺人事件とみて捜査していた当局は二十九日、ともに十六歳の二人組を逮捕。容疑者の一人は、事件発生当時ハヤシさんと一緒に車にいた少女だった。二人とも殺すつもりはなかった、と殺意は否認しているという。両容疑者は近く、フェベン(少年院と少年刑務所を合わせた施設)に移送される予定。
 供述などによると、少年の一人は、二十三歳の麻薬密売人に百二十レアルを支払う期限が迫っていたため、ハヤシさんから金を奪おうと決意。ハヤシさんが抵抗を試みたため、刃物で七回にわたって切り付けたという。事件は同市中心部のトーマス・フレイレ街で発生し、発生当時ハヤシさんは逮捕されたもう一人の少女と車内にいたらしい。