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東西南北

9月5日(金)

 十五歳の少年が一日、パラナ州クリチーバ市の友人宅で暴発したとみられる銃弾に当たって死亡、その後十四歳の少年二人が遺体を庭に埋めた。三人はビデオゲームをした後、一人の少年の兄が不法に所持していたリボルバーで遊んでいた。銃を撃った少年が翌朝、母親に事件を打ち明け、母親が警察に通報。遺体は同日発見された。
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 連邦政府は今年中に、足首に発信機を装着した受刑者を刑務所外で監視する試験計画を二州と連邦直轄区で実施する予定。刑務所の定員超過解消を目的に、社会に危害を与える恐れのない、セミ・アベルタ(夜だけ刑務所に戻る刑)に服する受刑者が対象となる。発信機を取り外すと追跡チームが出動する。
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 二日午後、フランカ市に住む四十六歳の男性が自宅の庭で蜂に襲われ、全身に約千五百カ所刺された。男性は同市のサンタ・カーザ病院に入院し、治療を受けている。命に別条はないが、重体。被害者は、庭の中で逃げ場を失ったと説明している。フランカ市はサンパウロ市から四百キロ離れた所にあり、靴を生産する町として有名。
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 連邦警察は三日、ブラジルで最大のたばこ密輸組織の首謀者と幹部四人をサンパウロ市で逮捕した。同組織は電気製品の密輸も手掛け、一週間に六百万レアルもうけている。パラグアイにあるたばこ工場十一社の共同経営者となって、たばこをトラックに積み、サンパウロ市まで運んでくる。サンパウロ市では二千人のカメロー(露店業者)を使って、たばこ、電気製品を売りさばいていた。五人はガソリンに石油を混ぜているところを、連察に踏み込まれ逮捕された。