ブラジル日本文化協会が隔月で発行、三百八十二号を数えた「文協だより」が、二〇〇三年五・六月号をもって、休刊することになった。
その理由は経費削減ということだが、ある印刷所に払っていた費用を聞いてビックリ。七ページ(紙数二枚)三千部を印刷するのに、一回、一万七千レアルを払い続けていたのだという。
現在の文協の会員は二千百九十五人。しかし、半数以上が会費を払っていない幽霊会員。そのうえ配布できない千部近くが、ゴミになっていたというから驚きだ。
広報委員会(史料館、国士舘に続く、赤字続きのワースト3)では、ホームページ上で情報を流す考えだというが、いまだ実施はされていない。文協の活動を会員に報告できない現状に、会費を払っている会員からは、非難の声もあるようだが・・・ (剛)
03/09/05