ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 事故多いラポーゾ道=信号、陸橋などの設備不足

事故多いラポーゾ道=信号、陸橋などの設備不足

9月6日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】サンパウロ州内の主要道の一つ、ラポーゾ・タヴァーレス道が時代遅れで、交通事故が後を絶たない危険な道路となっている。
 今年一月から六月までの期間に起点から百十五キロ地点の間で五十六件の衝突事故が発生した。前年同期に事故数は六十八件を数え、事故による死傷者数は三百三十九人から三百六十三人に、死亡者数は十三人から十八人に増えた。
 コチア、ヴァルジェン・グランデ・パウリスタ、サン・ロッケ、ブリガデイロ・トビアス、ソロカーバといった各市の中心部は同道で分割されるため、住民は同道を横切らざるをえない。約十万人が道路周辺で生活するコチア市内の同道は一日に十二万台の車が通行するが、信号や陸橋がなく、横断歩道とロンバーダがそれぞれ一つあるのみ。
 十四キロ地点から二十一キロ地点までは陸橋があるが、多くの人が路上を横切る。またドライバーの速度違反も多いため、国道警察はレーダーを増やし、事故に対応する考えだ。