9月6日(土)
群馬県合気道連盟会長の荒井俊幸さん(六七)がブラジリアとサンパウロ市で講習会をするために、八月二十六日から今月四日まで滞在した。ブラジリアでは愛善会(鹿内一民師範)主催で四日間、AABBクラブ道場で朝六時から毎日三回ずつ、荒井さんが模範演舞を見せて熱心に生徒を指導した。ブラジル人を中心に約二百人が参加し、遠くはリオ、アマゾンからの参加者もあった。
一日からはパウリスタ合気道連盟(西田孚=まこと=会長)主催で四日間、毎日一回ずつ、約二百五十人が参加した。大サンパウロ圏には大小合わせて七十の道場があり、西田会長は「急激に成長している」という。
荒井さんは、合気道創始者・植芝盛平氏の直弟子で、現在の三代目まで仕える合気道の草分けの一人。「世界八十数カ国で百五十万人の愛好家がいます」という。ブラジル全土では三千五百人やっており、八割は非日系人とのこと。