9月9日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】外国人女性がブラジルの新たな「観光」に魅了されているー。それは整形手術。外国より安い手術費とブラジル人医師の名声に突き動かされ、彼女たちは七、八月の休暇を利用して来伯し、豊満な胸と脂肪を取り除かれたスマートな体を土産に母国に戻る。
医師たちによると、外国人患者の八割は女性で、豊胸手術を主な目的に、米国(マイアミとニューヨーク)、中南米、ヨーロッパ(特にスペイン、イタリア、フランス、スイス)諸国から来伯する。
リオ、サンパウロ、ベロオリゾンテ、フォルタレーザ市の整形外科病院の一部では、外国で生活するブラジル人女性に付き添われてきた外国人女性は手術患者の一五%から二〇%を占める。
大部分の外国人女性は友人のブラジル人女性に勧められて、ブラジルで整形手術をすることを選ぶ。ホームページ、新聞や雑誌記事を通じて選ぶ女性はごくわずか。患者はEメールで写真を送り、初めの問診を行い、手術前検査の結果を送付する。ほとんどが手術の一日前にブラジルに到着し、一週間後に帰国する。整形したことを友人に知られたくない女性にとっても、ブラジルでの手術は利点がある。
こうした需要に目をつけた整形外科医たちは特別パックツアーを企画した。運転手、バイリンガルの看護婦、ホテル、携帯電話レンタルを含めて価格は五千ドルから八千ドル。米国では一万五千ドルはかかるというから、約三分の一から半分の値段だ。ブラジルでのVIP扱いも女性には大うけだという。