9月9日(火)
来月十二日から、キューバのハバナで開催される第三十五回野球世界選手権大会に数多くの日系人を要するブラジル代表が出場する。世界各国から十六の国・地域代表が出場、八チームがA、B二つのグループに分かれて決勝トーナメント進出を競う。残った八チームが世界最強を競う。ブラジルは予選リーグ四試合目で、長嶋茂雄率いる日本代表とも対戦する。ブラジル野球連盟の沢里栄志オリビオ副会長は「両チームともに、アテネ五輪予選を控えているだけにベストの布陣。いい試合をして欲しい」と話している。
同大会にはアメリカや日本、台湾などの「野球どころ」に加え、イタリアやロシア、オランダなど世界各国の代表が参加。先ほど行われたパンアメリカン大会で五位に入り、出場権を得たブラジルは南北アメリカ大陸代表として出場する。
大会に向け、同連盟では二十八人の代表候補を招集。二十一人が日系人で、広島カープの玉木エンリッケ投手や中日ドラゴンズの瀬間仲ノルベルトらも含まれている。最終的には二十二人が選ばれる。
ブラジルの日程は次の通り。十月十三日対パナマ、十四日対米国、十五日対倶グアム、十七日対日本、十八日対オランダ、十九日対フランス、二十日対中国。