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■ひとマチ点描■パラグアイ 同窓の縁からセンターに

9月10日(水)

 九二年のパラグアイ老人クラブ三十周年記念式典。故・笠松尚一氏とプロミス名誉会長・神内良一氏は香川県出身、しかも同じ高校出身だった事もあり意気投合。その場で、パ国日系社会福祉センター建設に五十万ドルの寄付を約束した。
 笠松氏は、パ国日本人会会長を始めとして、六団体の初代会長をつとめた言わば「コロニアの巨人」。
 神内氏は、消費者金融業プロミスを創業し、現在名誉会長。〇二年の高額納税者番付でも十六位と、日本有数の大金持ち。
 来パした神内氏は顕彰碑や看板、窓枠のイニシャル「JR」を見て感動。九五年の落成式でも、十万ドルの追加寄付を決定した。同センター完成の背景に、農業高校があった。(佐)