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パン屋協会を設立=共同購入でコスト低減

9月11日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】サンパウロ州アチバイア市でパン屋が、協会をつくり無益な競争をやめてコストの削減と質の向上に努めることで合意した。
 協会結成時は会員八店であったが、現在は十五店となった。協会は定期的に会合を持ち、情報交換と技術指導などを行う。シムラ・パン店の月間売上は七万レアルであるが、協会加入後八%の原価低減となった。会員は原料を全て共同購入して、利益も増えた。包装材も全店同じものを使うので、一四%節約になる。
 サンパウロ市のAIPANは六十店の会員からなり、これまで一店の小麦粉購入は二百袋であったが、共同購入になって五千袋となり、二五%も割安となっている。ほかに牛乳、乳製品、肉製品、植物油脂、ふくらし粉なども共同購入する。
 アチバイアの同業者協会は次の挑戦として、営業法人にして他業種も入れ特産品を販売する多目的交流センターの建設を企画している。地域色豊かで、若者向きのショッピング・センター建設の夢を描いている。