9月11日(木)
第五十一回全伯歌謡唱歌コンクールが、八月三十、三十一日、愛知県人会会館で行われた。グランプリ・コースでモジの西村マリさん(一七)が「哀しみの予感」を歌って優勝、来年五月、日本で開催される日本アマチュア歌謡祭グランプリ大会にブラジル代表として出場することが決まった。西村さんには、日本テレビからのNTVグランプリ賞、タッサ・マベ・マナブ、間部学画伯の豪華な版画(副賞)が贈られた。
参加は、マット・グロッソ州、サンパウロ州各地から選ばれた二百十四人。来賓として出席した渡辺弘領事、小松雹玄JICA支所長が「歌を通じて日伯交流と正しい日本語の普及に尽くしてほしい。主催者の今後の活動に期待する」とあいさつした。
各カテゴリアの一位入賞者は――高年D・貝塚ミルトン、同C・渡辺しろ子、同B・秦芳郎、同A・府内真千子、壮年C・喜納光枝、同B・高野照美、同A・阿部淳、青年B・早藤アレシャンドレ、青年A・小沢ユカ、少年少女・西村マリ、唱歌B・有森ブルーナ、同A・大橋フェルナンド、チビッコ・松尾小百合。グランプリ・コース二位・早藤アレシャンドレ、三位・小沢ユカ。大会主催は日伯音楽協会(北川彰久会長)、後援NAK日本アマチュア歌謡連盟ブラジル本部。実行委員会委員長は山尾敏雄さんだった。