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環境保護地区を設置=AM、AC州=持続可能な開発認める

9月12日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】アマゾナス、アクレ両州は十日、南アフリカ共和国ダーバン市で開催された第五回自然公園世界会議で五百万ヘクタールに及ぶ環境保護地区の設置を発表した。
 アマゾナス州に新たに設けられる同地区はクジュビン持続可能な開発保護地区(二百四十五万三百八十一ha)、ピアガス=プルス同保護地区(百万八千百六十七ha)、カトゥア=イピシューナ採掘保護地区(二十一万六千八百七十四ha)、クイエイラス州立自然公園(五万五千八百ha)、サマウーマ州立自然公園(五万一千ha)、ウルブ川州立森林地区(四万五千ha)、の六カ所で、三百八十万ヘクタールを超え、現在同州で何らかの法的措置に基づいて保護されている地区の面積の四〇%に当たる。
 アクレ州には州立自然公園一カ所と州立森林地区三カ所が設けられ、それらの総面積は約百二十万ヘクタールに上る。
 環境保護地区設置計画は国際保護機関(CI)の協力を得て進められ、同機関は保護地区設置のため、百万ドルを超える基金の設立を発表した。
 州立自然公園は公園内の自然環境が完全に保護されるが、他の地区は地元住民と共同で、同住民の利益を目的とした天然資源の持続可能な開発が認められる。
 ヴィアーナ・アクレ州知事は道路沿いに多い森林伐採を考慮した新環境保護政策を発表した。新しい州立森林地区は民間企業が持続可能な方法で森林伐採に参入できると同時に、森林使用許可料の徴収によって地域社会も利益を得ることを保証している。