9月12日(金)
法学部の学生(二〇)が八日、誘拐された後に殺害され、サンパウロ市南部地区で自分の車のトランク内で車とともに焼かれた。犯人は被害者のいとこと近所の若者で、二人は十日夜に逮捕された。いとこは被害者が裕福で、自分の元恋人を奪ったことで恨みを持ち、父親の経営する眼鏡店を被害者が出たところを誘拐し、四十万レアルを要求していた。
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工業実習サービス機関(Cenai)ブラス分校の木工科の学生(一六)が八日正午過ぎ、サンパウロ市中央区で腹部を刺され死亡した。女子学生二人が、同学生がほかの学生とけんかしているところを目撃している。同校では木工科と電気科の学生の仲が悪く、何年も前からけんかが続いている。一週間前、木工科の学生がバスの中からミカンの食べかすを電気科の学生に投げつける事件があった。
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Febem(少年院・少年刑務所合体施設)の職員組合は九日夜、ストを十六日まで停止することを決定した。九日の時点で、サンパウロ州の同職員七千五百人のうち百三十六人がストを続行していた。ストは八月二十六日に突入。スト参加者の六十日間の保証、一七・六六%の給与アップなどを求めていた。
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約三百人のカメロー(露店商)が十日、サンパウロ市セー大寺院の前で抗議集会を開いた。参加したのは同市25・デ・マルソ街で朝市を開いていた露店商。サンパウロ市側に同じ場所での朝市の再開を要求し、拒否されたため抗議集会となった。同十日から、25・デ・マルソ街でカメロー百人が午前四時から午前七時まで、サンパウロ市が認めた朝市を開いている。もちろん、密輸品の売買は禁じられている。