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サンパウロ州野球連盟=玉木杯が27、28日に=ソフトボール選手権も新設

9月19日(金)

 サンパウロ州野球連盟(沢里オリビオ会長)は二十七、二十八日の両日に十二歳までの少年チームを対象にした大会「エンリッケ玉木杯」を開く。十八日にサンパウロ市内で行われた記者会見で、沢里会長は「日本の球界に向かったパイオニアで、唯一の一軍選手となった玉木に続く選手が出て欲しい」と大会の目的を説明した。
 第四回目となる同大会は、現在広島東洋カープで中継ぎのエースとして活躍する日系三世の玉木エンリッケ重雄投手の名を冠して始められた。ブラジル野球界のすそ野を広げようと同連盟が創設し、優勝チームにはエンリッケ玉木杯が贈られる。
 イビウーナ市のヤクルトアカデミーを会場にオザスコやピエダーデ、ニッポン・ブルージェーズなど十五チームが参加。玉木選手を生んだアチバイアも名を連ねる。
 記者会見には実父の重幸さんやアチバイア文協会長で、玉木投手を育てた辻実平・球連技術部員も出席。重幸さんは「息子の名が杯に付くなんて名誉。ここからいい選手が巣立ってくれれば」と話していた。
 また、同連盟は新たに十六歳以上を対象にした第一回サンパウロ州ソフトボール選手権を創設したことを明らかにした。二〇〇七年にリオデジャネイロで予定されるパンアメリカン大会に初出場する女子ソフトチームの選手層充実を図るもので、全十チームが参加。九月二十一日に開幕。リーグ戦の後、四チームが決勝トーナメントに進出する。準決勝、決勝は十月二十六日にボンレチーロ球場で行われる。両大会の問い合わせはサンパウロ州野球連盟(11・3209・4426)