9月23日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙】四〇年代から六〇年代にかけてサンパウロ市のインテリが集まって議論に花を咲かせたマリオ・アンドラーデ図書館はそれ以降凋落(ちょうらく)の一途をたどっていたが、このほど電子図書館「サンパウロ市の秘蔵品」を開設した。
同電子図書館では十六世紀から二十世紀初頭までに発行された歴史関係の図書が優先的に電子化された。電子化された書籍総数は百十八冊で、総ページ数は二万ページに及ぶ。また十九世紀にブラジルに滞在した旅行者の描いたイラスト千枚、十九世紀中ごろ以降のサンパウロ市やブラジルの写真を撮り収めたアルバム二十冊、版画千枚も電子ファイルに含まれる。
閲覧希望者は同図書館のサイト(www.prefeitura.sp.gov.br/mariodeandrade)もしくは、電子図書館計画に協賛したエンブラエル21のサイト(www.bibliotecamultimidia.org.br)にアクセスを。