9月24日(水)
農協婦人部連合会(上芝原初美会長)主催の子ども図画展覧会が十月一、二、三日に文協内の日系美術館で開催される。「子どもの絵は見ているだけで、すごく楽しい。無邪気で自由な発想に教えられることが沢山あります」と栖原マリナ指導員は熱く語った。
この絵は、日本で毎年開催される「世界こども図画コンテスト」用に、ブラジル国内の応募作約一千点から選考された二百八十点の作品。昨年までは五百点ほどの応募だったが、今年は二倍が集まった。同連合会の飯田正子副会長は「十一年間続けてきたので、少しは知られてきたのかも」という。選考は金子謙一、五木田洋子両氏。
ほとんどは日本語学校生徒の作品だが、最近はファベーラの子どもの絵も一割以上混ざる。「絵が全然違うんですよね。なぜか手を書かない。愛情のこととか、いろいろ反映されているようです」との話も。遠くはドウラードスのモデル校からも出品されている。
「日本でも、ブラジルの絵は明るくて評判いいんですよ」とは吉泉美和子副会長。昨年は六十カ国から六万点の作品が日本に寄せられ、金賞二十人、銀賞四十人、銅賞六十人が選ばれた。ブラジル勢は金賞一人、銀賞三人、銅賞一人という好成績だった。
「一生懸命に子どもたちがかいた絵。ぜひみなさん見に来てください」と来社した三氏は呼びかけた。開館時間は午前十時から午後五時まで。入場は無料。