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東西南北

9月25日(木)

 十九日、モジ・ミリン市でマリファナ六トンが押収されるとともに、麻薬密売の容疑で五人が逮捕された。同六トンは総額二百二十万レアル相当とみられ、今年最大の押収量となる。マリファナはパラグアイのペドロ・フアン・カバジェーロ市から送られてきたもので、サンパウロ市、リオ、ミナスで売られるはずだった。五人は三台の車に分乗し、二百キロのマリファナを運んでいるところを逮捕された。五人の供述により、別荘に駐車してあったトラックから砂糖袋、粉袋に詰められた大量のマリファナが見つかった。
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 十六日にオザスコ市で誘拐された男(五〇、建築会社社長)が十九日夜、クバトン市で救出された。武器がファベーラ(貧民窟)に運び込まれたという匿名の電話があり、軍警が出動。被害者は手錠をかけられ、足を鎖で縛られてベッドに寝かされていた。警察が現場に到着したときは、犯人グループは逃げたあとだった。犯人は家族が身代金を払わなければ殺すと脅している。要求額は公表されていない。
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 労働検察庁と連警は二十二日、サンパウロ市中央部パリ区の縫製工場で、不当な労働条件で働いているボリビア人十人を保護した。製品はボン・レチーロ区の店で売られている。十人中三人が不法滞在者。十人は毎日十三時間以上働かせられ、給料は平均五百レアル。十人とも会社に登録されていなかった。労働省は近く、関係地域を調査するようにサンパウロ市に命令する。
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 ローマ教皇がミサの最中に、踊ったり、拍手をしたり、着飾った女の子を前面に出すことを禁止した。今、ブラジルで人気のマルセロ・ロッシ神父、ゼッカ神父のCD、ショーがこれに違反するのか、関係者は気をもんでいる。