SBT、報道の域越える=PCC取材は〃やらせ〃=ググの日曜番組に司法メス
9月26日(金)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十四日】テイシェイラ通信相は、九月七日に放映されたSBT日曜番組「ドミンゴ・レガル」で首都第一コマンド(PCC)メンバーの取材報道に関する事実解明を命じた。
同番組でインタービューを行ったメンバーが数々の知名人誘拐を示唆したことで、連邦地方裁のファヴェロ検察官も続いてSBTに対して事実解明を命じた。
誘拐を示唆されたのは、新聞記者や三局のTV司会者、マルセーロ・ロッシ神父、ビクードサンパウロ市副市長などであった。法相やサンパウロ州議会が事態を重視したことで、番組を司会したリベラット氏(ググ)は放映の翌日新聞を見て異変に驚いた。法務省は、この種の番組を午後九時以降にずらすよう検討していた。
同番組は「ペガジニャ」を担当する下請けバルネイ社に依頼してシウヴァとトイニョの二人を三千レアルで契約しPCCに仕立てた。あらかじめシナリオを与え誘拐示唆のシーンを二人に目抜き帽を被り演出させ、日曜番組に流した。
当局は同番組が報道の域を越えた〃やらせ〃行為として、知名人に与えた名誉棄損で十万レアルの罰金と百五十万レアルの積み立て金と三十日間の放映禁止を命じた。さらに当局は、同行為に関与したディレクターやアシスタントなどの責任者をも追及する予定。
ググ・リベラット氏は二十五日、組織犯罪捜査課(DEIC)へ事情聴取のために召喚された。同課のマテウス課長によると、これまでの関係者の証言で同氏は全て承知の上であったとして、重要証人の可能性があるという。
SBTは「ドミンゴ・レガル」放映禁止の仮処分取り消しのために奔走したが、まだ受理されていない。SBTは「トロフェウ・インプレンサ」などを再放映で流しているが、視聴率はグローブ局の二十六ポイントに対し十二ポイントに急落した。
SBTは放映収入が月間三百万レアルあり、「ドミンゴ・レガル」による収入は七十五万レアルあった。それが放映禁止により四十万レアルに下がった。そのほかにペトロブラス石油公団の広告収入百七十万レアルも、SBTは失った。またググ・プロダクションは、株取引により三百二十万レアルの損害も生じた。