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東西南北

9月26日(金)

 二十四日、大学三校でアルコール依存症の予防と麻薬撲滅運動が展開された。この運動には麻薬への誘惑を拒否する訓練、薬の販売規制なども含まれる。サンパウロ大学にはアルコール、麻薬を禁止する校則はあるが守られていない。
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 二十三日朝、二十四歳と二十一歳の男二人がサンパウロ市中央部のパトリアルカ地下鉄駅の切符売り場に強盗に入って逮捕された。事件があったとき、軍警一人がたまたま現場を通りかかり、犯人らに声をかけた。軍警は二人が投降しなかったため、自分が撃たれる前に二十四歳の男の臀(でん)部に向けて発砲した。二人組から千百レアルと地下鉄切符二百枚を押収した。二十四歳の男は別の十一の駅で切符売り場を襲っている。
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 妊娠八カ月の女性(三七)とその子ども(五つ)が二十三日早朝、サントアンドレ市市立病院から救急車に乗って帰る途中に車から落ちた。救急車は同市が雇ったサウージ・デリヴァリー社のもの。母子二人は、車の中で動かないように石を載せてあった担架の上にいた。ドアが自然に開き、道路に落下した。母親は、子どもを別の病院に連れて行くため救急車を頼んだと言っている。同市は事実関係を調査中と話している。
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 二十四日、ソロカバ市でコロンビアの犯罪組織『CALI』のリーダーの一人(三六)が逮捕された。同時に同国から運ばれてきたコカイン二百キロ(百万ドル相当)が押収され、飛行機のパイロット三人も逮捕された。パイロットの一人は六十歳のカナダ人でベトナム戦争で戦った経験があり、ゲリラ組織『FARC』の空軍で飛行指導している。