9月27日(土)
【アゴーラ紙二十五日】サンパウロ市で最も伝統のある学校として知られるサンベント学校(写真)が二〇〇四年に閉校する。同校は百年の歴史を誇り、プレステス・マイア元サンパウロ市長、フランコ・モントーロ元サンパウロ州知事、作家のオズワウド・デ・アンドラーデ氏が学んでいる。
経営が三年前から悪化している。生徒の三〇%が月謝を払っていない。数年前までは二〇%以下だった。月謝は三百八十から六百五十レアル。同校はサンベント修道院によって経営されてきた。幼児から中等教育まであり、二百四十人の生徒が学んでいる。イウデブランド総長は、「経営を続行するのなら、質を下げるか、借金を踏み倒すしかない」と、閉校を決断した理由を説明している。閉校は一時的なものだが、再開までには数年かかりそうだ。