9月30日(火)
連警は二十四日、コロンビアの犯罪組織CALIが同国から送ったとみられる純度の高いコカイン合わせて五百五十キロを押収した。単発機がパラグアイから大サンパウロ市圏ビリチーバミリン市の空港に到着したところを、連警がパイロットを逮捕、コカイン二百五十キロを押収した。同日、サンパウロ市北部ヴィラ・ギリェルメの倉庫でも同じ質のコカイン三百キロが見つかった。これらの粉は、サンパウロ市内と国際市場で売りさばかれる予定だったものとみられる。
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投資研究所によれば、所得が月五千レアルの中流階級は、一人の子どもを育てるのに月平均七百五十レアル、二十三歳の大学卒業までに総額五十万レアルかける。これには衣食住、教育費、交友費などすべて含まれる。養育費は年齢層により変わる。誕生から十八歳までは七百五十レアル、十九から二十三歳は千五百レアルに跳ね上がる。
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タカ、フクロウは空港の安全確保に有効、と環境保護局(Ibama)が太鼓判を押している。これらの鳥は、ウルブー(黒ハゲタカ)、サギなどの鳥を追い払うからだ。航空機が鳥を巻き込む事故が増加している。コンゴニアス空港では〇一年に二件だったものが〇二年には十件に増えた。クンビッカ国際空港では今年だけで十八羽の鳥が飛行機にぶつかっている。鳥がタービンに吸い込まれた場合は、飛行機が墜落することもある。
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二〇〇〇年の国勢調査を分析した結果、南大河州は十市のうち九市が富裕で各州でトップであることが分かった。サンパウロ州は一都市だけ。貧困都市の数の割合が最も高い州はマラニョン州で十都市中五都市。同州のセントロ・デ・ギリェルメ市の市民の九五%は毎月の所得が八十レアル以下で全伯の都市中ワースト一位。