10月1日(水)
ブラジル岐阜県人会(山田彦次会長)主催の岐阜県人ブラジル移住九十周年・同県人会創立六十五周年記念式典が、十月二十六日午前十時から文協記念講堂で開催される。
当日は梶原拓県知事(六九)も出席予定で、来伯三回目となる。同知事は旧建設省の官僚出身。一九八九年に初当選し、現在四期目。土屋義彦・前埼玉県知事の辞職で空席となっていた全国知事会長に、九月十二日に選任されたばかり。知事会長と同時に海外日系人協会会長職にも就任している。
七月に同県高山市で開催された全国知事会議の受入れ側として、これまで形式的と指摘されてきた同知事会を、国政に提言する〃闘う知事会議〃にと呼びかけてきたことでも知られる。
約百人が予定されている慶祝団には、ソプラノ歌手の山田かおりさんも含まれており、式典後に予定されている祝賀会で、日本の唱歌や童謡を披露し、会場からのリクエストにも応じることになっているそう。山田さんは名古屋芸術大学声楽科卒業後、アメリカやイタリアで研鑚を積み、現在は東京を中心に活躍中の新進声楽家だ。
この他、県議会議長、岐阜市、関市、中津川市、小坂市の四姉妹都市関係者なども来伯する。
なお式典前日の二十五日昼には県費留学生・技術研修生OBとの懇談会や、夜は県人会主催の歓迎夕食会も行われる。