10月1日(水)
ブラジル日本工芸委員会(川上久子委員長)は二十九日、第七回日伯工芸美術展の授賞選考会を行なった。選考を行なったのは、同委員たち九人とサラ・クローネさんの十人。
一般公募されたのは、四十五人の百三十四作品で、二十五作品が落選した。同美術展では、同委員会委員九人の二十七作品と、四人の招待作家による七作品を合わせた、百四十三作品が展示される。
日伯工芸美術賞を受賞したカズコ・テラウチさんのパッチワークの作品について、川上委員長は「非常に大変な手作業。(テラウチさんが)毎年応募するなかで、年々技術が向上している」と評価した。
第七回日伯工芸美術展は七日から十二日の六日間にわたり、文協ビルの大サロンと貴賓室で開催される。火~金は午後二時から六時まで。土、日は午前十時から午後六時まで。イナグラソンは六日午後七時から。
詳しくは文協=(電話)11・3208・1755まで。
受賞者は次の通り。
★日伯工芸美術賞=カズコ・テラウチ(パッチワーク)★トリアルテ大賞=スヴェンジャ・カルテイク(陶芸)★トリアルテ賞=アドリアーナ・リズカラー(紙工芸)★アクリレックス賞=ジョリジア・ハヌード(陶芸)、カルメン・ロンバルディ(七宝焼)、マサコ・ヤマモト(陶芸)、アドリアーナ・カルネイロ(陶芸)、マリコ・カネコ(ろうけつ染め)、ヤクルト賞=ジュンコ・キノ(桐塑人形)。