10月2日(木)
【アゴーラ紙一日】サンパウロ市北部パルケ・アニャングエーラ区の住民が三十日午前十時半から三時間にわたり、アニャングエーラ街道二十一キロ地点で、四日目となる断水に抗議して同街道を封鎖した。
軍警によると、約二十人がサンパウロ市に向かう道をタイヤとテープでふさいだ。続いて約五百人が現場に到着し、内陸に向かう反対側の車線を通行止めした。デモ隊は水色のペンキで、道路に「風呂に入りたい。水はどこだ」などと書いて当局に給水するように訴えた。このデモで三人が逮捕された。
サンパウロ州水道局(Sabesp)は九月二十七日、水道設備の整備を理由に大サンパウロ市圏で九百万人分の断水を敢行した。二十八日夜までにはほとんどの地区で配水が開始され、八百六十万人分の水は確保された。四十万人分だけが同日になっても断水が続き、抗議運動となった。同地区の水道が回復する見込みは現在も立っていない。