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「耳をすませて聞いてごらん」―ブラジルを知る会―講演会「子ども時代」

10月2日(木)

 ブラジルを知る会(清水裕美代表)主催の第十四回講演会「耳をすませて聞いてごらん」が九日午前十時から、国際交流基金一階多目的ホール(パウリスタ通り三七)で開かれる。講師にJICA「平和のための子ども時代」プロジェクト健康教育専門家、小貫大輔氏を招き、日ポ両語で行なわれる。
 講演のテーマは、モンチ・アズール貧民街から生まれた「子ども時代」運動。講師の小貫氏は同貧民街で五年間、ドイツのシュタイナー思想のもと奉仕活動を行い、その経験を活かして日本に帰国後、CRI(チルドレンズ・リソース・インターナショナル)を創設、性教育や健康教育の専門家として自然分娩、育児などに関する啓蒙活動を続けてきた。ブラジルでもJICA専門家として、先月下旬、シンポジウム「平和文化の構築のための初期の子ども時代」をサンパウロ市内で手掛けた。
 講演会は九日午前九時半開場、同十時開演。参加費用は五レアル。ビルに入る際、イデンチダーデが必要。ブラジルを知る会の清水代表は、「日伯の教育比較、子どもの環境の比較をまじえながら、私たちの方向性を考えるいい機会。教育、保健関係者はもちろん、これから出産する人や子育て中の方など、みなさんの参加を期待しています」と熱く語っている。
 なお、同会では第七期新会員を募集している。会費は前期(十一―四月)三十五レアル、後期(五―十月)三十五レアル。講演会当日も入会を受け付ける。
 講演会に関する問い合わせは、(電話・11・289・3184)仲口さん、(11・3266・4716)並木さんまで。
 第七期新会員については、(11・3885・6178)玉井さんまで。