10月2日(木)
ブラジル野球界の底辺拡大にと、サンパウロ州野球連盟(沢里オリヴィオ会長)が設けた野球大会「エンリッケ玉木杯」が九月二十七、二十八の両日、イビウーナ市のヤクルト野球アカデミーで開かれた。十二歳までの少年チーム十五が参加し、熱戦を繰り広げた。
現在、セ・リーグの広島東洋カープで中継ぎのエースとして活躍する日系三世の玉木エンリッケ重雄投手のような人材を輩出したいと、毎年一回開催され、今年で四回目。
オザスコやピエダーデ、ニッポン・ブルージェーズなど十五チームが争った予選リーグを経て、準決勝にはピエダーデとドラゴンズ、サンパウロ、ギガンテの四チームが進出。ピエダーデがドラゴンズを七対二で、サンパウロがギガンテを三対二でそれぞれ破り決勝に進んだ。
決勝ではサンパウロが四対三でピエダーデを下し、エンリッケ玉木杯を獲得した。最優秀選手賞にはサンパウロのパウロ・ミアザキ君が選ばれた。