10月3日(金)
【オ・エスタード・デ・サンパウロ紙一日】ブラジルの花卉栽培はサンパウロが中心だが、国内のほかの地域でも栽培熱が増し、地方市場を満たしそうだ。輸出も念頭にある。サンベルナルド・ド・カンポ市(SP)での商業を止め、一九八九年にペトロリーナ市(PE)に移ってきたミムラ・モリユキさんは生産者の一人だ。
果樹栽培のためにロッテを購入、二年前に二ヘクタールの農地内で生姜科のニコライア(sorvetao、tapeinoculus、alpinia・vermelha)を植え付けた。
「こんな良い場所はほかにはありません。気候が安定しています」とミムラさん。「これから、鉢植えの熱帯植物も手掛け、テストケースとしてサンパウロに送るつもりです」と意気揚揚だ。
同氏はヴァーレ・サンフランシスコ熱帯植物生産者協会(会員数二十九人)の会員だ。同協会経由で二〇〇四年から輸出が可能だと確信している。
管理責任者のリカルド・サントス・ペレイラ氏は「来年より週に二千個卸すよう、カレフォウル・フランスと契約を交わす運びになっている」と明かす。
今のところ、商品化されているのはペトロリーナ市とレシフェ市だけ。アルマンド・マルウ会長は「ヴェイリング・オランブラとカンピーナス(SP)のフロラネッテとも契約を結びたい」と発表した。