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ベネジッタ大臣が謝罪=大統領、更迭否定し擁護

10月4日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】ルーラ大統領は二日、ベネジッタ・ダ・シウヴァ社会発展援助相の謝罪を受け入れると発表した。ベネジッタ大臣は二十四日のアルゼンチン旅行の費用を国庫から出した件で、領収書などの書類を提示しながら大統領に説明し、社会問題化したことを大統領に謝った。
 アルゼンチン訪問の目的を、同大臣は福音教会の集会に出席することと報告し、公金で費用を支払ったことでマスコミに誤解され、騒がれることになった。大統領は同大臣の更迭はないと明言。公金引き出しの手続き上の間違いがあっただけで、逆に大臣は国庫使用制度の被害者だと擁護した。
 ベネジッタ大臣は亜国訪問で、同国の社会大臣と会見し、企業家と意見交換している。大統領は、旅行出発前に個人的な旅行ではないと気づくべきだったと反省、同大臣を全面的に擁護している。