10月11日(土)
今までは流行の一傾向にしか過ぎなかった「へそ出しルック」が、ブラジル人女性の「一般的な衣類の条件」になっている。
「ブラジレイラ(ブラジル人女性)たちは、おへそが見えないものは何も買わない」と、スタイリストのアンドレー・リーマさん。「シントゥーラ・バイシャ(直訳=低いウエスト。へそ出しルックのこと)以外のものはつくらない。つくっても売れないから。ブラジレイラは大胆な人が多いので、ウエストの高いズボンはほとんど製造されていない」と話す。
同じくスタイリストのタイース・ロッソさんもリーマさんに同意している。「ブラジレイラはウエストを強調するのが好き。それによって大きめのヒップを美しく見せ、しかもシルエットがスリムに見える」。
セウソ・マルザーノ泌尿器科医も、「これまで男性に好まれてきたヒップやバスト以外に、この流行のおかげでウエストも注目を浴びてきている」と言明している。
現在ウエストの高いズボンを愛用しているのは60代の女性のみだとスタイリストたちは言う。女の子は若ければ若いほど、ウエストをどんどん下げていくとか。ビデオジョッキー(VJ)のサーラ・オリヴェイラさんは、「流行前から使っていた。でもシントゥーラ・バイシャのスカートやズボンがシルエットを高くしてくれることに気付いてから、意識して使うようになった。わたしの低い身長(1・6メートル)を高く見せてくれるからね」とお気に入りだ。 (ジアーリオ紙系ジャー誌)