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多くの州が医療予算節約=16億R$使用されず

10月14日(火)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十日】保健省によると、多くの州政府が二〇〇二年の医療予算を節約していたという。使用されなかった予算総額は十六億レアル。一年間サンパウロ市の医療システムを維持できる金額に相当する。
 二〇〇〇年に、「全二十九州は二〇〇四年までに、医療予算の年間使用率を、目標の総額一二%に達しなければならない」と憲法改正時に定められていた
 保健省によると、二〇〇〇年当時に予算の七%未満を保健部門に回していた州は、二〇〇三年までに予算使用率を最低一%増やしていかなければならなかった。一方七%以上使っていた州は、目標の一二%までの差を、五回まで分けて使用率を上げることができた。
 だが、十七州の予算使用率がそれ以下にとどまった。中でもパラナ州、リオ・グランデ・ド・スル州、ミナス・ジェライス州、リオデジャネイロ州が、医療費を大幅に節約していた。
 ジャイメ・レルネル元パラナ州知事政権の最後の年には、保健部門で使われるはずだった予算の四四%を、その他の部門のプロジェクトに使った。当時の保健局長官のルイス・C・ソバニーア氏は、その分が衛生改善などに回されたと説明している。