10月18日(土)
崩れ現場はヴィラ・クルゼイロ貧民街で、バラック住宅四軒が押し流された。
最初に崩れはじめた住宅に住んでいた家政婦の母親(二六)は、末子の乳児しか救えず、残りの八歳、六歳、四歳の子供たちが犠牲になった。
この住宅が残りの三軒の上に降りかかった。そのうちの一軒にいた子供たち(二つと三つ)も死亡した。この子供たちの母親(二三)は口を切っただけですんだ。もう一人の息子(一〇)は父親(二六)が守り、二人とも無傷だった。
地盤が過去数日間の雨で緩み、斜面の強化工事も信用できるものではなかったのが土砂崩れの原因とされている。付近の住民らは、家政婦に「危険だから早く引っ越した方がいい」と勧めていたが、家政婦は行く場所すらなかったという。