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鹿児島県人会=脇田副知事ら来聖=式典集合は夏時間に注意

10月18日(土)

 十九日に行われる鹿児島県人会創立九十周年式典に参加する脇田稔副知事ら慶祝団一行が十七日、サンパウロ市入りした。
 午前中、パカエンブー区の県人会館で県知事による揮毫の除幕式などが実施された後、午後二時から脇田副知事はイビラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑を参拝。案内役を務めた中沢宏一県連会長から、慰霊碑について説明を受けた。
 脇田副知事は、慰霊碑に深々と一礼し、ブラジルの土となった先人に敬意を示した。さらに、慰霊碑地下にある仏像に焼香した。
 同副知事一行以下、百十二人で構成される慶祝団には来伯八回目となる関係者もいるが、脇田副知事は初めての来伯。「空港で県人が熱烈に出迎えてくれたのでびっくりした」と到着の印象を語った。
 また、慰霊碑訪問については、「先人の苦労や魂を次の代まで受け継ごうとするもので感銘を受けた」と話した。
 慶祝団を迎えて盛大に実施される県人会式典も本番間近となる。
 十九日午前十時から、イタペセリカ・ダ・セーラ市の市立体育館を会場に式典は実施。県人会の式典としては初めて、サンパウロ市を離れて開催されることになる。これまで五年ごとに行われてきた式典では、出席者が多いことから、常に場所探しが難航。田畑稔県人会長が、イタペセリカ・ダ・セーラ市在住で、市長と親交が深いことなどから、会場が無料で借りられるほか、送迎バスなども提供される。
 約十台提供されるバスは、リベルダーデ大通りの宮崎県人会館前とパカエンブー区の鹿児島県人会館から、それぞれ午前八時に出発。出席者は無料で利用できるが、事前に県人会に申し込む必要がある。天達市雄第一副会長は「当日から夏時間。くれぐれも時間を間違えないようにして下さい」と話している。問い合わせは11・3862・2540へ。